北アメリカの地図

広大な土地である北アメリカ。その各国にも、その国を代表する民芸の数々があります。

北アメリカの民芸品とはどのようなものがあるのか、どんな魅力があるのか。それらについてご紹介していきたいと思います。

アメリカの民芸品

モカシン:インディアンの技術が息づく

移民の国であるアメリカに、かつて住んでいたのがインディアンと呼ばれる民族です。悲しい歴史があり、今ではインディアンの方々は少なくなってしまいましたが、その伝統的な技術は民芸品として現代にも受け継がれています。

その伝統的な民芸品の一つであるのが、モカシンと呼ばれる履物です。モカシンは、動物性の皮にビーズなどの装飾品で飾り付けたものになります。柔らかい質感ですので、室内履きに適しているのが特徴です。

大人用のモカシンから、子供用のモカシンまでありますし、自分で製作できるキットも売られています。とても民衆に浸透している、アメリカの民芸品であると言えるでしょう。

カチナ人形:コミカルながらも神秘的

アリゾナ州に住む、インディアンの子孫であるホピ族が崇拝している神に、カチナという存在がいます。そのカチナを模して作られたのが、カチナ人形です。

従来のカチナ人形は、ホピ族の女子に渡すための品物だったようです。しかし、今ではアメリカの伝統的民芸品の一つとして、世界中に周知されており、お土産やインテリア、オブジェなどとして親しまれるようになりました。

見た目は、虫や牛、鳥などが人間化したような形態をしており、コミカルながらも神秘的な印象を与えるのが特徴的です。

カナダの民芸品

トーテムポール:不思議な紋章

カナダも、アメリカと同様にコロンブスのアメリカ大陸発見以前に住んでいた民族が居ます。それらの先住民族が盛んに作っていたのがトーテムポールです。色々な場所でトーテムポールが使われることから、ご存知の方も多いでしょう。

本来のトーテムポールは、家紋などの意味を表し、かなり大きなもの木の柱の彫刻を指します。宗教的な偶像崇拝の対象物として誤解されがちですが、特に宗教的な意味はなく、どちらかというと民族としての文化的色合いが強いものです。

現代ではこのトーテムポールも、お土産用に小さいものが売られるなどされており、広く親しまれるものとなっています。

ドリームキャッチャー:鳥の羽やビーズでお洒落に

カナダの先住民族より伝わってきた民芸品の一つであるのが、ドリームキャッチャーと呼ばれる品です。その名称から、縁起の良いものであるとイメージができますよね。

ドリームキャッチャーは、円形の枠の中に規則的に糸を張り巡らせ、それに鳥の羽やビーズなどの装飾品で飾り付けたものです。一見すると蜘蛛の巣のようにも見えます。

ドリームキャッチャーは、悪夢から自分を守り、そして良い夢だけを見られるようにするために使うお守りです。そのため、悪夢を見たくないとか、不幸なことを避けたいという方にはありがたい民芸品になります。

メキシコの民芸品

ウィピル:美しい刺繍の民族衣装

メキシコの女性が使う民芸品として、ウィピルがあります。これは、メキシコの先住民族から伝わるブラウスの一つです。

ブラウスと言っても、単純なブラウスではなく、刺繍などによって装飾が施されているのが特徴です。

その刺繍には、豪華な花柄などが用いられており、見ても着ても楽しい一品となっています。また、刺繍の模様は民族によって少しずつ違いがあるのも面白い部分でしょう。

このウィピルのデザインは、あの有名ブランドであるエルメスもヒントを得たものとなっており、メキシコの伝統ならではの特色が出ています。

アニマリート:独特の雰囲気がツボ?

ちょっと変わったメキシコの民芸品として、アニマリートを紹介したいと思います。アニマリートとは、簡単に言えば動物のぬいぐるみのことです。しかし、普通のぬいぐるみとは違うのは、コミカルな表情をしておりメキシコらしい独特の趣がある点になります。

アニマリートは羊の毛を染めて手縫いされており、一つ一つが心を込めて作られています。そのギャップとして、コミカルな見た目は気にいる方もきっと多いはずです。雑貨やファンシーグッズが好きな方はもちろん、小さい子供にも親しまれる民芸になります。

海外の方のお土産にも親しまれている一品です。

まとめ

北アメリカの民芸品は、その土地に住んでいた先住民族の伝統の表れでもあります。それが現代にも残り、立派な民芸品として現代にも存在価値を示しているのは、とても感慨深いものだと言えるでしょう。

それら民芸品を、鑑賞や使用をするだけではなく、歴史を感じるという点からも見てみるのもとても興味深いです。

南アメリカの民芸品も紹介していますので、ぜひお読みになって下さい♪