リフォーム中の古民家

古民家は日本の伝統が詰まった家です。ですが、古い分、再生やリフォームを行わなければ住めないケースもあります。

では、その古民家を再生・リフォームするにはどうすれば良いのでしょうか。その基礎編について解説したいと思います。

古民家再生をするための方法について

基本的な再生方法は4つある

古民家再生は複雑だという印象があるかもしれません。確かに難しいポイントはあるとは思いますが、大まかに分けると、その方法は4つに分類されます。

その4つとは、

  • 現地再生:現状を維持したままで部分的に再生する。
  • 移築再生:解体した古民家の構造物を別の敷地に移して建築する。
  • 部分再生:移築再生の内、部屋単位など部分的な再生をする方法。
  • 古材利用:古民家に使われていた木材を、新築の家などに再利用する方法。

です。

これらの4つの再生方法は、再生しようとしている古民家の状態や環境に合わせて適切なものが変わります。

施工には十分な時間を用意しておく

古民家の再生を行うのには、十分な時間をかける必要があります。

その時間は、個人差や再生しようとしている古民家の規模によって変わってきますが、一般的に設計段階で4ヶ月、施工に8ヶ月程度が目安となり、トータルで1年は見ておく必要があります。

古民家の再生は普通の住宅をリフォームするのとは違い、専門的な技術や施工方法も変わってきます。ですので、1年はかかることを見越した上で、計画的に行っていくことが大切です。

断熱を重視することが古民家再生では大切

古民家の弱点は寒さに弱い点

古民家は風の通りが良く、暑さを適切に逃がしてくれるため、夏にはとても過ごしやすい家屋になります。ですが、冬は一般的な住宅に比べて寒さが増すのが欠点だと言えるでしょう。そのため、快適に過ごせる古民家へと再生するためには、断熱効果を古民家に持たせることが大切になります。

また、断熱ができるように再生することで、夏の暑さからも古民家を守ることにも繋がります。

古民家の良さを残しつつも、必要な部分においては現代の技術や科学的な素材を用いて、良い環境の民家にすることが求められます。

断熱材と複層ガラスなどで保温効果アップ

古民家の断熱性を高めるためには、大まかに二つの方法があります。

一つ目は断熱材を用いること、そして二つ目は複層ガラスを用いることです。

断熱材は壁の内側に入れることによって、夏は暑さを防ぎ、冬は室内の温度が逃げるのを防いでくれます。複層ガラスも同様に、層になったガラスによって窓から熱が入ってきたり逃げたりするのを回避することができます。

また、これらの方法以外にも冬を快適に過ごせる方法として、床暖房を入れるなどの選択肢があります。

古民家の耐震性や地震への対策について

古民家は地震に強い傾向がある

古民家は鉄筋コンクリートなど、頑丈な素材が使われていません。そのため、どうしても地震に弱いとか耐震性が低いなどのイメージを持ってしまうものです。それでは、本当に古民家は地震に弱いのでしょうか?

実は古民家はそのイメージとは逆に、地震には強い傾向があります。これはなぜかというと、木材や土壁などの柔軟性のある素材を使っているため、地震の揺れを上手く受け止めてくれるからです。

また、藁葺き屋根など、家屋の上層部分の重量が軽い点も地震に強い理由の一つになっています。

これらの点から、上手く設計されている古民家は現代的な建築物よりも耐震性が高いものも多くあるのです。

屋根の軽量化、柱の補強などで対策を

古民家は地震に強い構造ではありますが、老朽化が進んでいたり十分な耐震構造になっていない場合は、地震の被害を受ける可能性は否めません。ですので、安心して古民家に住むには適切な耐震対策をしておく必要があります。

耐震対策には色々な方法がありますが、代表的な例としては、屋根の軽量化や柱の補強などが挙げられます。屋根を軽量化することで揺れを少なくすることができますし、柱を補強することによって、建物の倒壊を防ぐことが可能です。

古民家には年季が入っている住宅が必然的に多くなります。ですので、古民家の再生をする場合は、その耐震性の面で必要な対策は欠かせないものとなります。

まとめ

古民家にはそのまま住むという選択肢もありますが、できれば再生やリフォームをすると良いでしょう。再生やリフォームについては、専門業者に頼めばそれほど難しいものではありません。

基礎的な再生・リフォーム方法の知識を得た上で、断熱の面や耐震性の面に気を配りながら、失敗しない自分の古民家作りを成功させてください。

古民家は、そのデメリットやリスクも事前にしっかりと把握しておくことが大切です。もっと詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ