田舎の古民家

ものによっては、新しいものよりも古いものの方が魅力があることがあります。その一つとして挙げられるのが、古民家ではないでしょうか。

最近になって人気が上昇している古民家について、そこに住むメリットや、人生観を変えてしまうほどの魅力を紹介したいと思います。

どのような住宅が古民家と定義される?

明確な定義は無いが、戦争以前のものを指す

古民家はどれくらい古い家のことを指すのか、曖昧としておりよくは分からないですよね。では、法律によって古民家の定義は決まっているのかというと、明確には決まってはいません。

しかし、定義はありませんが、主に大正時代以前に建築された民家が古民家と呼ばれる傾向にあります。また、大正時代以降のものでも、第二次世界大戦の前に建てられた民家も古民家と定義されるケースもあるようです。

そのため、戦後に建てられている民家については、年季が入っていたとしても古民家とは呼びません。

日本の伝統的な技法を用いて作られている

古民家のもう一つの特徴として挙げられるのが、日本の伝統技法を用いて作られているという点です。その技法の代表例が、組み継ぎなどの釘を使わずに建築をする技法になります。

戦前に建てられた家であったとしても、これらの伝統的な建築技法を用いずに建てられている民家の場合、古民家とされないこともあります。

これらのことから、古民家の定義としては明確ではないものの、一般的に伝統技法を用いており戦前に建てられたものであると言えるでしょう。

古民家に住むことで得られるメリット

癒しを感じられる

古民家は木や土、竹などを用いて作られていることから、天然の素材の質感を肌で感じることができます。これは、そこに住む人にとって自然を意識させ、癒しを感じられることにも繋がります。

現在一般的になっている西洋的な建築で建てられた住宅にも良い部分はありますが、それ以上に古民家は住居としての癒しを提供してくれるメリットがあるのです。

夏場は空調を用いずとも快適に過ごせる

夏は熱が家の中に篭り、どうしても空調機器を用いて室温を下げます。その点、古民家は空調を利用しなくても、比較的涼しく快適に過ごすことができます。

涼しくなる理由としては色々あります。その中でもピックアップすると、土壁に断熱効果があること、畳や木に吸湿性があり湿度による暑さを感じにくいこと、通気性の良い簾戸を用いて風で室内の熱を下げるなどが挙げられます。

地震に強い

木造など、天然の素材を使った家は免震構造的に弱いというイメージがあります。ですが、古民家はそのイメージとは裏腹に、地震に強いというメリットを持っています。

これは、土壁や木の柱などが柔軟性に優れていることや、免震構造を意識した伝統的な技法が多く用いられていることによって、高い免震性を得ています。

地震への対策としても、古民家は魅力的な家になります。

もちろん、逆に、古民家にはデメリットもあります。詳しくはこちらの記事をお読み下さい。

古民家の魅力は人生を変えてしまう?

日本人としての価値観を問い直せる

古民家の魅力は、人生を変えてしまうほどの力があります。その人生が変わるきっかけとして、日本人としての価値観を問い直すことができる点が挙げられるでしょう。

古民家は日本の自然観や、伝統的な技術が用いられています。それに触れることで、これまでに培ってきた日本の文化や価値観を、どれだけ見失っていたのかを感じてしまいます。

それが、日本人としての価値観や人生観を改めて問い直すきっかけになるのです。

そのため、「日本人らしさを大切にしなければならない」などの考えを持つ方も多いです。

これらの点から、古民家に住むことで「日本人としての自分」というアイデンティティの問題にまで発展します。そして人生そのものを変えることにも繋がるのです。

本当の幸せについても考えられる

現代は便利な機器や人工的なものが多くあり、それらを活用することが幸せであるという側面もあります。しかし、古民家は自然の素材をそのまま使って作られており、そして自然の力を借りて快適な生活ができるようになっています。

その古民家に住むことによって、「人工的に便利さを求めることが幸せなのか?」など、本当の幸せについて考えさせられるきっかけにもなります。

幸せとは何かが分からなくなった時は、その答えを古民家が教えてくれるかもしれません。それだけの魅力も、古民家にはあります。

まとめ

今回ご紹介したように、古民家には非常に多くの魅力があります。今、その価値が見直されているのも頷くことができますよね。

この他にも、古民家には魅力がかなりあります。今一度、その古民家の価値に気づいていただいたり、古民家を通して日本人としての価値観などを考えていただければと思います。