ヨーロッパの地図

オシャレで独特な雰囲気のあるヨーロッパ諸国。その民芸は、どのような特徴があるのでしょうか。

ヨーロッパの国々の代表的な民芸の、その魅力について見ていきましょう。

北欧の国の民芸品

ノルウェーの民芸品

ノルウェーの民芸品として有名なのが、ブーナッドと呼ばれる民族衣装です。フォーマルな場で着用されるものであり、日本の着物のような位置付けになります。

ブーナッドには地方によって特徴的な模様の刺繍が施されており、細かな部分まで楽しむことができる衣装です。このブーナッドは、有名なアニメーション映画のアナと雪の女王の衣装のモチーフにもなったほどです。

スウェーデンの民芸品

スウェーデンを代表する民芸品として、ダーラナホースが挙げられます。ダーラナ地方の職人たちが、木を手彫りし、それにペイントを施したオブジェです。

元々は子供のおもちゃとして使われていましたが、今は幸運を呼ぶお守りとしても親しまれています。

フィンランドの民芸品

フィンランドは、白樺を国の木と定めています。そして、フィンランドの民芸品もまた、白樺を使ったものが有名です。

白樺を使った民芸品の中でも、白樺の樹皮を編んで作った白樺のカゴが広く知られています。日用品としてはもちろん、温かみのある印象からインテリアとしても重宝されています。

フランス・スペイン・イタリアの民芸品

フランスの民芸品:美しき陶器

フランスの伝統工芸品として、セーヴル焼という磁器があります。このセーヴル焼が量産されるようになり、リモージュ磁器が作られるようになりました。フランスの民芸品として、このリモージュ磁器は大衆に親しまれています。

リモージュ磁器は、磁器に上絵を描き再び焼くという技法で、とても美しいのが特徴です。

スペインの民芸品:繊細な象嵌

スペインのトレドという地方では、象嵌細工が盛んです。象嵌とは、鉄に金や銀をはめ込み、美しい装飾性を持たせることができる工芸品です。

象嵌細工の作品は、お皿などからアクセサリーまで幅広くあります。トレド地方で盛んですが、他の地方でも象嵌は作られており、お土産売り場などで購入することができます。

イタリアの民芸品:ヴェネツィアングラスの魅力

イタリアの伝統工芸であり、民芸品でもあるのが、ヴェネツィアングラスです。その特徴は、鉛などの不要な鉱物を含まないソーダガラスを使用し、色付けや硬度を高めるために他の鉱物を人工的に配合する点にあります。また、薄く吹き上げたり、様々で細かい装飾を施すのも魅力の一つです。

ヴェネツィアングラスは、とても高度な技術を要するため、貴重な民芸品だと言えるでしょう。

ドイツ・オランダ・ポルトガルの民芸品

ドイツの民芸品:くるみ割り人形

ドイツの代表的な民芸品には、くるみ割り人形があります。チャイコフスキーの楽曲としても有名ですので、その名称を耳にした方も多いでしょう。

人形の形をしたくるみ割り器を送る風習は、16世紀の頃から既にあったようです。もちろん、現在売られているくるみ割り人形も、人形としてだけではなくくるみ割り器としても使用できる代物となっています。

カラフルに色付けされており、コミカルな表情のくるみ割り人形は、ファンタジックな印象を与えてくれます。

オランダの民芸品:かわいらしい木靴

オランダの民芸品としては、木靴が挙げられるでしょう。世界各国で木の靴の文化はありますが、特にオランダの木靴は有名です。オランダ国民の多くが木靴を履いているわけではありませんが、TPOに応じて用いられることも多いようです。

木靴の特徴は、硬いため安全性が高いこと、暖かいこと、靴内の湿気から足を守ることなどがあります。ですので、日常的ではないものの、木靴を使う場面は意外と多いと考えられます。

ポルトガルの民芸品:刺繍のようなアクセサリー

ポルトガルの民芸品からは、フィリグラーナというアクセサリーを紹介させていただきます。フィリグラーナは、細くした金や銀などの金属を加工することで、あたかも刺繍のようなデザインのアクセサリーになるのが特徴です。

ポルトガルの女性はフィリグラーナを誕生日のプレゼントとして貰う他、男性から愛の証としても貰うなど、とても愛されている民芸品となっています。

まとめ

ヨーロッパの民芸品はいかがでしたでしょうか?耳にしたものもあれば、初めて聞いたというものもあり、いろいろな発見があったのではないかと思います。また、ヨーロッパならではの美しい民芸が多いのも特徴的です。

紹介したのは一部の民芸品ですので、さらに深く、ヨーロッパの民芸品について調べてみてください。きっと、面白い発見はまだまだあるでしょう。